オオギリ・レーダー

僕が聞きたい人に聞きたいことを聞いてログを載せるブログです。

INTERVIEW #9 冬の鬼 さん

f:id:anokoro:20140919235830j:plain

名前 冬の鬼
大喜利暦 2011年5月~
所属団体(活動場所) 「重力、北京、ナポレオン」「落城大喜利」主催
主な実績 転脳児杯準優勝、第六回大喜利鴨川杯準優勝、オオギリダイバー9・チャンピオンカップ優勝、大喜利サイト「ぼけましておめでとうございます」三回優勝
生まれ年 1989年
住んでる都道府県 東京都
Twitter @fuyunooni
ブログ 落城大喜利(http://rakujo.blog.jp/)大喜利ピックアップブログ(http://pickupgiri.blog.fc2.com/)

 

冬の鬼さんが大喜利をする理由を
始めた当初→現在 の数値を5段階評価にして教えてもらいます

項目は以下の5つです

大喜利が大好き

・自分の発想を表現する手段として適している

・面白い人に会いたい

・一番になりたい、他人と勝負して勝ちたい

・あなただけの理由

 

あのころ: それではよろしくお願いします!

冬の鬼: よろしくお願いします!

あのころ: お話したことない方にインタビューというのが初なので緊張しています。

あのころ: あと関東の方も初です。

冬の鬼: うおお、マジですか!

冬の鬼: ありがとうございます

冬の鬼: 僕もめっちゃ緊張してますw

あのころ: 今までインタビューした方に誰のインタビュー読みたいですか?というのを聞いてるんですが一番多かったのが冬の鬼さんでして

あのころ: これは行っとかないとと

冬の鬼: えええええ

冬の鬼: めちゃくちゃ嬉しいですけど、なんでだろう

冬の鬼: 自分の考えを文章にするのが昔から下手なんでうまくお答えできるかどうか・・・

あのころ: いえいえそういう部分も含めて皆さんが知りたいところだと思います

あのころ: あとなんでだろうの部分はおそらく第6回鴨川杯の影響が大きいかと

冬の鬼: あー、なるほど

冬の鬼: 実はあの時ほとんど寝てなくてあまり覚えてないんですが

あのころ: ええー

冬の鬼: この前DVDを買って「俺こんなこと答えたっけ?」とか思ってました

あのころ: そんな状態だったんですね笑

冬の鬼: 初遠征で滑りたくない一心でしたw

冬の鬼: でも基本的に自分の解答をはっきり覚えてることがほぼなくて

あのころ: トランス状態のような?

冬の鬼: 一個解答出したら「はい次!」ってまた考えるからかなーと

あのころ: 僕もあの時あの場所で見てたんですが競技大喜利の選手として完成形だ!って思ってみていました

冬の鬼: ありがとうございます!

冬の鬼: 自分としてはあまり競技に寄せてる自覚もないんですが

冬の鬼: 恐らく自分の性質が競技向きなのかもなとは思いますね

冬の鬼: せっかちで

あのころ: アスリートに見えてました笑

あのころ: それでは一つ目の項目からうかがっていきますね

冬の鬼: はい!

あのころ: 大喜利が大好き』 過去 5→現在5

あのころ: 冬の鬼さんの大喜利との出会いはどんな感じだったんですか?

冬の鬼: 中学生のころに観た「内村プロデュース」という番組ですね

冬の鬼: 衝撃でした

あのころ: ああー若い笑

あのころ: ああーそうか一回り違うのか

あのころ: 深夜番組がお好きだったんですか?

冬の鬼: いや、当時はバラエティとかお笑いとかも特に興味がなくて

冬の鬼: テレビで流れてたら観る、ぐらいの感じだったんですが

冬の鬼: 僕が通ってた中学が当時県で一、二を争うぐらいのヤンキー中学校でして

あのころ: ええー意外な笑

冬の鬼: そのことをまったく知らずに入学したら

冬の鬼: 廊下をバイクが走るし、卒業生が授業に乱入してくるしw

あのころ: すごいな!!!時代一個古いですよそれ!!!

冬の鬼: なにしろ田舎でして

冬の鬼: ヤンキー観すら古いw

あのころ: 東京ですか??

冬の鬼: 出身は熊本です

冬の鬼: 大学で東京に来ました

あのころ: ああー九州だったんですね、ぜんぜんわかりませんでした

冬の鬼: 時々言われますw

冬の鬼: で、元々普通に授業を受けたかった身としては

冬の鬼: 教科書すら終わりそうもないこの環境でどんどん心が荒んでいって

あのころ: 環境としては最悪ですもんね

冬の鬼: だんだんと感情が抜け落ちていく感覚があって

冬の鬼: 入学してしばらくすると一切感情が湧いてこない時期に突入しまして

あのころ: !!

あのころ: 聞いてみないとわからないもんだなー

冬の鬼: 笑おうとしても笑えない時期が半年ぐらいあったんですよ

冬の鬼: こんな重い話して大丈夫ですかね?w

あのころ: これが聞きたくてやってるんです!!!!!!

冬の鬼: いいのかなぁw

あのころ: あと僕も学校いって何も喋らないような時期があったんで大丈夫です!

冬の鬼: 大丈夫といわれましてもw

あのころ: 続けてください笑

冬の鬼: はい

冬の鬼: そんな風に何を見ても感情が湧いてこない時期があって

冬の鬼: でも親には心配をかけたくないから

冬の鬼: 家の中では「ここは笑うべき場面だ」と思ったら無理矢理笑顔をつくるようにしてて

あのころ: あのね。。。わかります

冬の鬼: 親に心配されるのが一番つらいので

冬の鬼: 感情死んでるくせに"つらい"だけはかろうじて生きてるのが

冬の鬼: 余計につらくて

あのころ: 世間的にはここは笑うとされているだろうというところで笑うんですよね

あのころ: わかります

冬の鬼: 計算して笑うという

冬の鬼: およそ人間らしくない生活を続けてて

冬の鬼: 「あ、これこのままじゃヤバいな」とようやく気づき始めて

冬の鬼: 友人に「何を見たら笑う?」と聞いて周ったところ、

冬の鬼: 一人が「内村プロデュース」と答えたんです

冬の鬼: それで観ました

あのころ: いやーすごいなー

あのころ: ちなみにその学校内ではどういう感じのポジションだったんですか?

冬の鬼: ひたすら"真面目"ですね

あのころ: 優等生?

冬の鬼: 言い方は悪いですけど

冬の鬼: 過半数がまったく勉強しないような環境だったので

冬の鬼: 教科によっては偏差値90とかとってましたw

あのころ: そんな数字あるんだ笑

冬の鬼: 感情死んでてもびっくりしましたw

あのころ: ヤンキー学校でもそれだけ出来ると位置としては認められていたんですか?

冬の鬼: なんでしょうね

冬の鬼: 不良側と優等生側は干渉し合わないというか

冬の鬼: 両方が無いものとして生活してたかんじですね

冬の鬼: でも時々数学教えてくれとか言われてましたw

あのころ: それ程わるーい感じではないですね

あのころ: 感情が死んでるだけで笑

冬の鬼: そうですねw

冬の鬼: いじめられたりだとかは全くなくて

冬の鬼: ただ普通の学生生活が送りたかった俺だけが勝手に荒んでいってしまって

あのころ: イメージと違ったショックが大きかったんですかね

冬の鬼: そうですねー

あのころ: ちなみに男子校ですか?

冬の鬼: いえ、共学です

あのころ: えー共学でも!

冬の鬼: 男女関係荒れまくってたみたいですけどねw

あのころ: うーわー笑

冬の鬼: 20歳のときに同窓会に参加したら

冬の鬼: 80人しかいない学年だったのにシングルマザーがもう4人いて

冬の鬼: なんかもう違う世界みたいでした

あのころ: 密度が濃い人生を皆さんおくってらして笑

冬の鬼: 同級生に結婚してるやつが多くてw

冬の鬼: みんなすごいなー早いなーと思いながら「おめでとう」って言ってます

あのころ: 同窓会でみんなに会った時とはもう当時とはぜんぜん違った目線で会えたんですか?

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: なんだかんだ真面目側に友達も多かったので

冬の鬼: あと、生徒会の一員だったので

あのころ: 意外!

冬の鬼: 他に適任がいなかったみたいで

あのころ: スカウトされたんですね

冬の鬼: 先生から「お前入れ」って言われて

冬の鬼: 気づいたら所属してました

あのころ: 内村プロデュースに出会って以降で在学中に感情の変化はあったんですか?

冬の鬼: 最初に内村プロデュース観たときに

冬の鬼: 半年ぶりに計算じゃなくて素直に笑えて

冬の鬼: 「あ、まだ俺笑えるんだ」って思えてからはなんとなく気が楽になって

冬の鬼: 徐々に感情が蘇っていきましたね

あのころ: あーよかった

冬の鬼: ちなみに感情が一番死んでる時期は何を話しかけられても無反応だったので

冬の鬼: 陰で「マシーン」とか「鬼」とか言われてたみたいで

あのころ: !!!

冬の鬼: 冬の鬼のはそこからきてます

あのころ: ええー!!!!

冬の鬼: 人間以外に見えていたようでw

あのころ: なんというネガティブな!!

冬の鬼: そうですねw

冬の鬼: でも「鬼」という単語自体は好きなので

あのころ: 強い言葉ですよね

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: 初めて大喜利に参加するときに「なめられちゃいかん」と思って

冬の鬼: 鬼を採用しましたw

あのころ: うわ!鬼が来た!とインパクトを笑

あのころ: その初めてというのは?

冬の鬼: 大喜天下一武道会の松澤さんが主催してたビギナー会というものです

あのころ: もうじゃあ東京ですね

冬の鬼: あ、そうですね

冬の鬼: 2009年に東京に来て

冬の鬼: 2010年にダイナマイト関西が四回開催されたり

冬の鬼: IPPONが始まったり

冬の鬼: そういうのを見て「俺もやってみたい」と思って

冬の鬼: 「素人 参加 大喜利」で検索して

冬の鬼: 大喜利天下一武道会に辿り着きました

あのころ: じゃあ生でいきなり大喜利だったんですね

冬の鬼: 本当のことを言うと

冬の鬼: 生で参加する前にちょこっとだけツイッター大喜利をやってました

あのころ: ちょっと一個気になってしょうがないんで聞かせてください

冬の鬼: はい

あのころ: もやもやしちゃって

あのころ: 高校時代ってその感情が戻って来て以降楽しいこともいっぱいありましたよね!?

冬の鬼: そうですね

あのころ: あーよかった

冬の鬼: 楽しいこといっぱいありましたよw

冬の鬼: バンドやったり

あのころ: ええ!!

あのころ: 充実してる!!

冬の鬼: バンドは今でも時々やってますよ

あのころ: もうー言ってよー

冬の鬼: ちょくちょく言ってますよw

冬の鬼: ツイッターとかで

あのころ: ずっと落ちてるのかと思ってひやひやしましたよ

冬の鬼: なんだかんだ友達には恵まれたりしたので

あのころ: これで安心して先に進めます

冬の鬼: すみませんw

あのころ: 大喜利が大好きがずっと5じゃないですか

あのころ: これはどういうことなんですか?

冬の鬼: 大喜利以外にも結構趣味があったんですよ

冬の鬼: 読書とか音楽とか美術館めぐりとか折り紙とかルービックキューブとか

冬の鬼: でも大喜利やり始めてからは

冬の鬼: 他の趣味をセーブしてでも大喜利やりたい!って気分のままずっときてるんで

冬の鬼: じゃあ5なのかなぁと

あのころ: なるほどー

あのころ: 上回ったんですね

冬の鬼: 完璧に上回りましたね

冬の鬼: ちょっと好きすぎて自分でも病的だなと思うぐらい好きです

あのころ: ほかの趣味からの大喜利への影響っていうのは感じることはありますか?

冬の鬼: 結局は自分の知識の中からしか単語とか引っ張ってこれないんで

冬の鬼: そういった意味では他の趣味は活きてる気はします

あのころ: 趣味が多い人の方が広いような気はします

冬の鬼: 大喜利以外で得た知識を大喜利に再利用してる感じですね

あのころ: 大喜利を強くなりたいっていう人がいたら冬の鬼さんはなんていってあげますか?

冬の鬼: うーんw

冬の鬼: 「色んな解答で笑ってください」ですかね

冬の鬼: 自分も相当な笑い上戸なんで

あのころ: なんか懐広い答え!

冬の鬼: 広いですかねw

冬の鬼: うまく説明できないですけど、

冬の鬼: 大喜利に「面白いことをいう」っていう大前提がある以上、

冬の鬼: 自分が面白いと思えるもの以外出せないじゃないですか

冬の鬼: だから、色んな種類の「面白い」が理解できないと

冬の鬼: フィードバック出来ないような気がして

冬の鬼: 自分の武器に出来ない

あのころ: ありがとうございます!

あのころ: みんな噛み締めて読むと思いますよ笑

冬の鬼: そうですかねw

冬の鬼: 僕自身が「周りは笑ってるけど自分は面白いと思えないなぁ」と思ってしまう解答がほぼ無いので

冬の鬼: そういった部分で得してるのは大いにあると思います

あのころ: よくぞあそこからその感覚を手にいれましたね

あのころ: 最初はどうなることかと笑

冬の鬼: 本当にそうですねw

冬の鬼: 一回失ってから、余計に笑うという行為に愛着でも湧いてきたんですかねw

あのころ: 内村プロデュースがあってよかったー

冬の鬼: いや本当にそう思います

冬の鬼: 人生救われちゃってますからw

あのころ: いつか恩返しができるといいですね笑

冬の鬼: 具体的な画が全く見えてきませんw

あのころ: すいません!一個目で一時間たってしまいました!次の項目にいきますね笑

冬の鬼: こちらこそすみません!

冬の鬼: はい!

あのころ: 『自分の発想を表現する手段として適している』 過去2→現在3

あのころ: あんまりなんですね笑

冬の鬼: うーん

冬の鬼: この項目結構悩んだんですけど、

冬の鬼: そんなにネガティブな意味じゃなくて、

冬の鬼: また変な話になっちゃいますけど例えば大喜利をするときに必要な筋肉があるとして

あのころ: はい

冬の鬼: その筋肉は大喜利以外では使わないのかと聞かれると

冬の鬼: そんなことはない気がするんですよね

あのころ: 確かにそうですね

あのころ: 世の中って大喜利っていってない大喜利だらけというか

冬の鬼: そうなんですよ

冬の鬼: 僕は友達と会話してるときに相手を笑わせるのが昔から大好きで

冬の鬼: 「次にどんな一言を言えば笑うんだろう?」って考えながら会話してて

あのころ: わかりますわかります

冬の鬼: 個人的にそのときの感覚と大喜利してるときの感覚ってかなり近いんです

あのころ: あまりそういう話にならないですけどすごくわかります

あのころ: こういう話できたの初めてくらいです

冬の鬼: そうなんですね!

あのころ: 大喜利じゃないことってないだろ、と

冬の鬼: そうですそうです!

冬の鬼: 会話も大喜利みたいなもんです

あのころ: そうですよね

冬の鬼: たまに違うこともありますがw

冬の鬼: でもこの感覚が伝わって僕も嬉しいです

冬の鬼: 自分だけなのかと思ってたので

あのころ: お題の見え方が違うだけで仕事も大喜利だし

あのころ: いえいえわかります

冬の鬼: いかに自分のアウトプットの方向性を定めるのか

冬の鬼: っていうのは大喜利に近似できる気はしますね

冬の鬼: なので、「自分の発想を表現する手段に適している」と聞かれると

冬の鬼: 普段してることの形式を変えてるだけなので

あのころ: あーなるほど

あのころ: この形式の大喜利だけじゃないと

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: 特別適しているとも思わないですし

あのころ: 適してるけどなー笑

あのころ: でも他のもっと適している表現を僕は目にしてないですもんね

あのころ: なるほど

冬の鬼: そう言われるとよっぽど凄いやつみたいですけどw

冬の鬼: まだ代わりのものが見つかってないだけなのかも知れないので

あのころ: 普段の生活のハードルがあがりましたね笑

冬の鬼: 本当はハードルすらないはずなのにw

あのころ: 余計なことをいったばかりに笑

冬の鬼: まあ日常の冬の鬼を見せる機会なんてないんで

冬の鬼: 何とでも言えますしw

あのころ: 2→3にあがったのはどういった変化ですか?

冬の鬼: まあさすがに三年も没頭してたら少しぐらい適応するのではないだろうかという

冬の鬼: 予想ですねw

あのころ: 没頭!

あのころ: なかなかないですよ三年没頭は

冬の鬼: 暇さえあれば大喜利しますからねー

冬の鬼: 頭おかしいんで

あのころ: 飽きる気配はまだないですか?

冬の鬼: 全く無いです

冬の鬼: そもそもお題に対する最適解を出せてる感触も無いので

冬の鬼: それが無い限りは興味を失うことは無いと思います

あのころ: 鴨川杯みてたら最速に第一答で最適解でてましたよ

冬の鬼: いやー、まだまだです

冬の鬼: まだ出来るはずだと思いたいです

冬の鬼: 大喜利、こんなもんじゃないだろ、と

冬の鬼: まだあるだろ、と

あのころ: すげええ!!

あのころ: 冬の鬼すげーわ!

冬の鬼: 自分に対する希望というより大喜利に対する希望ですね

あのころ: それは終わらないですね

冬の鬼: そうですね

あのころ: その思いがある人がいるうちに終わるわけない

冬の鬼: レベルとかそういう単語は苦手ですけど

冬の鬼: 年々レベルは上がってるように思うので

冬の鬼: まだ青天井です

冬の鬼: 限界なんかまだ先にある 

冬の鬼: あってほしい

あのころ: なんかテンションあがってきた!

あのころ: これ読んでる人も夜中とかだったら眠れなくなりますよ

冬の鬼: いやー、そうだといいなぁ

あのころ: それでは次の項目にいきますね 

冬の鬼: はい

あのころ: 『面白い人に会いたい』 過去1→現在2

あのころ: 今までインタビューした中ではもっとも低い笑

冬の鬼: 急にめちゃくちゃ感じ悪いですねw

冬の鬼: これもネガティブな意味じゃないんですけど

あのころ: はい

冬の鬼: 大喜利ライブに参加するだけじゃなくて観に行くこともよくあるんですけど

冬の鬼: 人を観に行ってるんじゃなくて解答を観に行ってる感覚なんです

冬の鬼: これも感じ悪いなぁw

冬の鬼: うーん

あのころ: ほぉー

冬の鬼: 解答に興味があるというか

あのころ: その人が言うからっていうのはあまりのっかっていない?

冬の鬼: いや、それもあるっちゃあるんですけど

冬の鬼: 「その人柄を含めた解答」に興味があるんであって

冬の鬼: その人自身を観に行ってる感覚ではないんですね

冬の鬼: 難しいなぁ

あのころ: ああーちょっとわかりました

あのころ: これは感じ悪いですね笑

冬の鬼: だからライブとかでかなり笑った後も、

冬の鬼: 解答は覚えてるけど誰が言ったかは覚えてないとかはよくあります

あのころ: なるほどなるほど

冬の鬼: 解答とか思考過程が好きすぎるんですね

冬の鬼: 人が嫌いとか興味が無いとかじゃなくてw

あのころ: いや、ほんと正直に教えていただいてありがとうございます

あのころ: そういう感覚で見ているっていうことですよね

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: もちろん面白い解答を出してくれる人は大好きだし憧れるんですけど、

冬の鬼: とにかく最後は解答自体に目が行ってしまうんです

冬の鬼: どう説明しても感じ悪いですねw

あのころ: いや、確かにちょっと伝わりずらい部分ではありますね

冬の鬼: 「この人が出るから観に行く」じゃなくて

冬の鬼: 「この人が出す解答が好きだから観に行く」という

冬の鬼: だから結局面白い人に会いたいっていうのも大正解なんですけど

冬の鬼: もっと言えば面白い解答に会いたいだな、っていうことです

あのころ: !!!!

あのころ: わかりやすい!けど!けど!笑

冬の鬼: 自分でも何言ってるかよくわからなくなってきましたw

冬の鬼: うーん

あのころ: いや、わかりました

あのころ: すごく大喜利が大好きなんだということが伝わっています!

冬の鬼: だといいのですがw

冬の鬼: 自分の考えが自分でもよくわからないときがあるんで 

冬の鬼: ただ、1→2に変わった部分で言うと

冬の鬼: 大喜利の型みたいなものって無限にあるじゃないですか

あのころ: はい

冬の鬼: 一括りに「正統派」と言っても厳密に言えば個性がある

冬の鬼: 結局人の数だけ解答はあるわけだし、

冬の鬼: 「そういう手もあるのか!」と思わせてくれる人を見ると感動するようになってきたんで

冬の鬼: 微増させました

あのころ: ふふふ笑

あのころ: おもしろいです

冬の鬼: いやー、自分気持ち悪いなぁw

冬の鬼: なんだこいつ

あのころ: いやーこの質問にこれだけ個性が出るとは笑

あのころ: 今まで見たことない切り口

冬の鬼: それならばよかったですw

冬の鬼: 他の方のインタビューを拝見してても

冬の鬼: こんなに低い数値見たことなかったんでずっと不安でしたw

冬の鬼: 今もちょっと不安ですけど

あのころ: それでいいんです!

あのころ: これがオオギリ・レーダーです!!!

あのころ: 次の項目にいきます!!!!

冬の鬼: はい!!

あのころ: 『一番になりたい、他人と勝負して勝ちたい』 過去5→現在2

あのころ: これも面白いです

あのころ: 勝ちたい、からはじまってるんですね

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: やはり大喜利天下一武道会がきっかけで大喜利を始めたんで

冬の鬼: 予選と本戦に分かれてるのを見ると「本戦いってみたいなぁ」と思ってしまって

冬の鬼: 勝たなきゃあの風景は見れないんだな、と

あのころ: 自信みたいなものは最初はあったんですか?

冬の鬼: 大喜利を始める前にダイナマイト関西を観に行ったときに、

冬の鬼: つい自分でも解答を考えてしまってたんですが

冬の鬼: 解答の面白さは抜きにして解答数だけなら結構いけるなと思ってまして

冬の鬼: 運次第では勝ったりしちゃうんじゃないの、と思ってました

冬の鬼: 思い上がってました

あのころ: ふふふ笑

あのころ: わくわくしてたんですね

冬の鬼: そうですねw

冬の鬼: あと、最初に参加したビギナー会で偶然優勝出来たので

冬の鬼: ちょっと調子に乗ってました

あのころ: あ、そうなんですね!それは素晴らしい!

あのころ: いけるぞ!と

冬の鬼: 初参戦初優勝あるんじゃないの!と思ってたら

冬の鬼: 初めて参加した天下一では予選一回戦で敗退でして

冬の鬼: まーそりゃそうだろうなとは思いましたねw

あのころ: 手数は出せたんですか?

冬の鬼: 萎縮して明らかに減ってましたw

あのころ: こんなはずじゃなかったのに笑

冬の鬼: いや、でも元々自分に自信がかなり無い方の人間なので

冬の鬼: 割とすぐ現実を受け入れました

あのころ: これが現状だと

あのころ: 緊張って結構されます?

冬の鬼: 滅茶苦茶します

冬の鬼: 未だにします

冬の鬼: というかちょっとひどくなってきてますね

あのころ: あー全然わかりませんでした

冬の鬼: 練習したものを発表する場ではないじゃないですか

冬の鬼: お題だって出るまでわからないし

あのころ: 何がでるかわからないですもんね

冬の鬼: そうなんですよ

冬の鬼: だから多分緊張はずっとしますね

あのころ: 答えてる時はもう入り込んでそんな意識もないですよね

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: お題以外のことを考えたらすぐさま手が止まってしまうんで

あのころ: ほかのことが気になっちゃったらもう戻れないですか?

冬の鬼: あー

冬の鬼: それはちょっとあるかもしれないですね

冬の鬼: 天下一チームバトルのときに

冬の鬼: 解答者席に座った瞬間に客席にお袋が座ってるのが見えて

あのころ: あはははは

冬の鬼: 動揺してもう全然でしたw

あのころ: それはそうでしょ笑

あのころ: なんでそんなことに笑

冬の鬼: たまたまその時期に母親が東京に来てて

冬の鬼: で、黙ってたんですけど察知して観客席で観てたみたいですw

あのころ: おそろしい話だな…

冬の鬼: まさか寺岩さんの後ろにお袋が座る日が来るとは思わないじゃないですか

冬の鬼: なにそのツーショット!って思って

あのころ: よりにもよってその並びに!!!笑

あのころ: それは舞台上より遥かに面白いですからね

冬の鬼: そうなんですよ本当に

冬の鬼: もうそのときのお題すら覚えてません

あのころ: 画の力が強すぎますからね

あのころ: 項目の話に戻りますが5→2の変化というのは?

冬の鬼: 大喜利を続けていく間に運よく勝てたりもして

冬の鬼: 「やったー」なんて思っててもライブのアンケートには自分の名前が無かったりするのを見て

冬の鬼: なんというか優勝する人というよりも一番面白かった人になりたいなと思うようになりまして

冬の鬼: 元々、自分の大喜利は負けにくいタイプなだけだと思ってるんで

あのころ: すごい次元の話!

冬の鬼: そうですかね?w

あのころ: そうですよ!

冬の鬼: 相対評価よりも絶対評価を重視するようになったといいますか

あのころ: ああー

冬の鬼: 自分がかなりウケて、でも相手の方がもっとウケての敗退は全く悔しくないです

冬の鬼: 他人との比較というより、いかにいい解答を出すかとういう方向に興味が移ったのもありますね

あのころ: 何年間後に「あの時のあの回答よかったですよね」とか言ってもらえるのたまらないですよね

冬の鬼: 最高ですね!!

冬の鬼: なかなか無いですが

冬の鬼: そうなりたいもんです

あのころ: これからそこを目指すと

冬の鬼: そうですね

冬の鬼: 元々、面白い人に憧れてたんであって

冬の鬼: 優勝する人に憧れていたわけではないな

冬の鬼: だから面白い解答出せたなと自分で思えたら十分です

冬の鬼: あ、でもトーナメントだと最初に負けちゃうと大喜利できる機会が減っちゃうんで

冬の鬼: やっぱり決勝までは行きたいです

あのころ: あはは笑

冬の鬼: とにかく大喜利は一問でも多くやりたい

冬の鬼: 病的ですねw

あのころ: 素晴らしいとしか言えません!笑

冬の鬼: みなさんはこうならないでください!

あのころ: なりたくてもなれないですよなかなかもうこれは

あのころ: やーすごい

あのころ: じゃあ最後の項目にいきます!

冬の鬼: はい!

あのころ: 『あなただけの理由』 過去1→現在3

あのころ: 冬の鬼さんのあなただけの理由はなんですか?

冬の鬼: 「自分のことをまったく知らない人を笑わせたい」

冬の鬼: です

あのころ: かっこいい…笑

あのころ: でも何回か聞いたことあります

冬の鬼: え!

冬の鬼: お恥ずかしい

あのころ: こないだの鴨川杯はそれで燃えた人が多かったのです

冬の鬼: あー、なるほど!

あのころ: 新しい人がいっぱいだったので

冬の鬼: いやーわかりますわかります

あのころ: 冬の鬼さんはまさに!ですね

冬の鬼: 元々がネガティブなので

冬の鬼: たとえある場所でウケても「ここのやり方にたまたま合ってただけじゃないか?」とか

冬の鬼: 「ここのやり方を覚えただけじゃないか?」とか思ってしまうんです

あのころ: あはは

冬の鬼: 別にそれでもいいんですけど

あのころ: それでいいですよ笑

冬の鬼: 一旦気にすると試してみたくなってしまって

冬の鬼: 違う会に顔を出したりだとか、ネット大喜利を始めたりだとか、ハガキ投稿を始めてみたりだとか、

冬の鬼: もう可能な限り色んな場に行ってみました

冬の鬼: 遠征もその一つですね

あのころ: 積極的なネガティブだなー笑

冬の鬼: 反証が欲しかったんですよw

冬の鬼: 「この人は俺を知ってるから笑ってくれてるんじゃないか」とか疑いだしたらキリがないじゃないですかw

冬の鬼: 全然それでいいんですけど!

のころ: いいですよ!みんなそうですよ!笑

あのころ: 面白いなー

冬の鬼: そういった意味では全く知らない人が審判としては最もフェアだとも言えるんで

冬の鬼: そういう人を笑わせれたらなー、と

あのころ: 燃えるんですね

冬の鬼: 燃えますねー

冬の鬼: 一回だけ有名な芸人さんだけが出るライブに一人だけ素人で呼んで頂けて

冬の鬼: その日の大喜利は一番燃えました

あのころ: それは見たい笑

冬の鬼: お客さんはみなさん芸人さんを見に来てるわけですから、

あのころ: 完全アウェイですもんね

冬の鬼: そこで笑わせられたら五年は嬉しいなと思って必死にやりました

あのころ: 手応えはありましたか??

冬の鬼: 結構ウケました

あのころ: やった!

冬の鬼: 自分でも脳内麻薬出てるのがわかるぐらいにテンション上がりました

冬の鬼: ライブ終わりにお客さんらしき女の人から「面白かったです」って言われてガッツポーズしました

冬の鬼: みんな見てる路上でw

冬の鬼: それぐらい嬉しかったですね

あのころ: それはテンションすごい笑

あのころ: 感情を失っていたあの子が!!!!

あのころ: ガッツポーズまで!!!!

冬の鬼: 鬼はどこへ消えた!

あのころ: いや、でも聞いてたら鬼ですよ

あのころ: 鬼です

冬の鬼: そうですか?w

あのころ: 鬼の形が変わっただけです笑

冬の鬼: 元々一つのことにのめりこむと抜け出せない性質なものでw

冬の鬼: 一時期ルービックキューブにハマッたときは

冬の鬼: 7×7×7の重たい奴を一日中いじくってたせいで 

冬の鬼: テニスプレイヤーがよくなる腱の痛め方をしてしましたw

冬の鬼: お医者さんから「どうしたの?」と聞かれて何も言えなかったです

あのころ: その世界に行っててもきっと鬼だったはずです笑

冬の鬼: 人間にはどうしてもなれないw

あのころ: ここまでやらないと勝てないのかー大喜利たいへんだー

冬の鬼: いやいやいやいや!

冬の鬼: 真剣にやってる人しか勝てないっていうのもどうなんでしょうw

あのころ: でも、でも、そうですよ、そこは、やっぱり

冬の鬼: そうでしょうか

冬の鬼: ただ好きなだけなんですけどね

あのころ: うううう

あのころ: 長時間ありがとうございました。。。

冬の鬼: いえいえこちらこそ!

あのころ: 鬼でした!

 

f:id:anokoro:20140920005437j:plain